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歯に詰める金属~保険と自費のデメリット・メリット~

2022.01.31

今回のお話は、虫歯治療の時に使用する金属について。

虫歯を削り、虫歯の範囲が広い場合や、歯と歯の隣接部分が虫歯の治療は、主に型を取り、金属の詰め物や、被せ物をして歯を補強します。

この時、使用する金属の違いによって、保険治療と自費治療とに分かれます。

 

保険で使用する金属のメリットは、安い。

自費治療と比較すると、本当に安いです。

ただ、知らない方も多いですが、保険で使用する金属は合金で、金属イオンが流れやすく金属アレルギーなど人体に影響を与える可能性が高いです。

金属アレルギーの良く聞く症状は、ネックレスなどが触れている部分が痒(かゆ)くなる。

これは体液(この場合は汗)により、金属イオンが流れて痒みが生じます。

口の中は唾液により、常にこの金属イオンか流れ、原因不明の体調不良を起こしている方も。

金属アレルギーは痒みだけではなく、酷い症状だと、頭痛、吐き気、めまい・・・その他数多くの症状があり、軽視出来るものではないのです。

そのため、歯科先進国と呼ばれる国ではこの合金の使用を禁止していますが、残念ながらまだ日本は保険適用の金属として使用しているという状態です。

ただ、何度も言いますが、自費に比べると安い。

私が治療してもらうなら、自費治療をしますし、家族にもすすめ、妹は現在自費治療を終えましたが、もし、自分がこの知識なく、歯科医に勤めた事もなく、飛び込みでこの話を聞いたら大いに悩むと思います。笑

 

自費で使う金属はゴールド(=金)です。

先ず何より、他の金属に比べ、ゴールドは柔らかいです。

柔らかいと何が良いのかというと、

咀嚼(噛む力)により、時間の経過とともに少しずつ出来てしまう隙間を埋める事が出来ます。

この、時間とともに少しずつ出来てしまう隙間は何故出来るのか・・・。

金属と天然歯は全く違う物質です。

私たちは熱々のラーメンや、お鍋を食べた後、直ぐに冷たいお水や、ビールなど飲みますよね。

この温度の高低差により、口の中にある物質は日々激しく収縮を繰り返しています。

それこそ食事の度に。

収縮をすれば、僅かでも隙間が出来、少しの隙間でも細菌にとっては大きな隙間です。

そこに磨きの残しが停滞すると、折角治した歯が簡単にまた虫歯になってしまう・・・ということがあります。

それを、人間の噛む強い力と、柔らかいゴールドにより隙間を常にピッタリ埋める事で虫歯予防に繋がっていきます。

 

また、ゴールド自体に抗菌効果もあり、この力も大きく虫歯予防に役立ちます。

お口の中は数多くの細菌がおり、油断すると直ぐに虫歯が出来てしまいます。

しかも、一度虫歯治療したことのある歯。

虫歯になるということは、

①普段歯ブラシが当たらず磨けていない。

②虫歯が出来やすい場所。

③虫歯が出来やすい口腔環境、又は生活環境。

などが挙げられ、特に金属を詰めるということは、それだけ虫歯が大きかったり、深かったりと、神経の近くまで削っていたりします。

この治療した金属の下に虫歯が出来てしまった場合、次の治療は神経を取らねばならない可能性が高くなり、患者様の負担が増えてしまいます。

しっかりとした管理も大事ですが、「20代、30代の時にこのゴールド入れたのよ~」という、おじいちゃん、おばあちゃん世代の患者様でゴールドが入っている歯を長年使用している方々をみたり、統計を見ても、圧倒的にゴールドの方をオススメします。

 

ご自身の歯の事。

歯磨きや、汚れとりで予防も大事ですが、治療での改善も効果的ですので、頭の片隅にでも留めてくれればうれしく思います。

                                              佐藤

 

クニオデンタルクリニック

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